格安中古車ではじめるクルマ遊び (96年式 日産ラルゴ編) Vol.03

ついに作業開始! 

ラルゴ・ハイウェイスターのカスタムは基本的にプロに頼むことにしました。


自ら油で手を汚してこそ真のクルマ好き、ってのはまったくその通りだと思うんですが、いかんせん私のライフスタイルでは時間的にどうにも難しいんです。DIYでやってたらきっといつまでもカタチにならない。もともとクルマをイジれる立派なガレージやツールセット、そしてクルマいじりのスキルがなくても、自分の好みを反映したオンリーワンな一台に所有してみたいという願望を叶えるのがこの企画の趣旨なので、潔く諦めます。

とりあえず安くて遊べそうなラルゴ・ハイウェイスターをベース車両として購入した、というのが前回までの流れであります。


カスタム専門ショップに依頼

作業は横浜市都筑区にある「オートモーティブジャパン」(以下AMJ)さんに依頼。こちらはハイエースやエクストレイル(T30型)、デリカD:5なんかを今どきのアウトドアテイストにカスタムしたコンプリートカーを沢山販売しているショップです。

ペイントとタイヤ&ホイール交換だけで車両の魅力を引き出していて旨いなあと、数年前からチェックを入れてたんです。

ペイントやリフトアップ、ヘッドライトの丸目化、ルーフテントやサイドオーニング等の各種アクセサリーの装着により、いわゆるオーバーランダーテイストに仕立てられたAMJのハイエース。整備だけではなく、板金・塗装も自社で行っている。


早速、お店に伺って相談してみましたが……いや~現実はなかなか甘くないです。

当初はボディを全塗装(VWヴァナゴンT4の「カリビアングリーン」)するつもり満々だったものの、予算的にそれは難しいことが発覚。ラルゴのような比較的大きなボディサイズだと、安く済んでも60万円~という見積もり。予算はクルマ合わせて総額100万円なのでできるはずがありません。

AMJさんのショールームで担当の下田中さんと各部の仕様について打ち合わせ。すでに車両で40万円を使っているので残り60万円がカスタム費用ということになります。プロに丸投げするには決して余裕のある金額とはいえません。

全塗装はあきらめたが……

もっとも部品を外さず表面だけパー吹きするならもっと安くあげられるんでしょうが、いかんせん元のボディの状態が悪くないのであまり手荒なことはしたくないんですよね。もったいないなと。


まあハイウェイスターの派手なサイドデカールが残っている個体はいまや希少なので、これはこれでアリって気もします。見ようによっちゃあアメリカンとも言えなくもない。アストロのスタークラフト、そんな感じ。

ただ、ボンネットのデカールは傷んでいて少し見映えが悪いのが難点。純正部品なんて残ってる訳ないしなあ……


「部品まだ出ますよ」


マジで~。信じられないことにハイウェイスターのデカールセットはまだメーカーに在庫があったのだ。担当の下田中さんにソッコーで注文してもらい、傷んでいる部分だけ貼り替えてもらうことにしました。

フェンダーとボンネットに貼ってあるデカールは痛みが目立つので貼り替える予定。まさか純正品の在庫があるとは思わなんだ。

ハイウェイスターのエアロ抜き

あとフロントスポイラーとサイドステップ、リアバンパースポイラー、ドアバイザーは外します。ミニバンのエアロってそもそも機能的なものではなく、ファッションだと思います。個人的にそういう「流行モノ」は時間が経つと一気に古臭く感じてしまうんですよね。アウトドアシーンとの相性もあまり良くないですし。


ただここにも思わぬ落とし穴が。リアバンパーのスポイラーとサイドステップはボディに穴を空けて取り付けられていたんです。とくにサイドステップはサイドシルの鉄板に直接穴を空けているので埋めない訳にはいかない。パテ埋め・塗装は工賃高いです。ハイ。


わざわざエアロパーツが標準装備のハイウェイスターつかまえて何やってんだろうと思いますね。いや、逆に箔がつくかも。お金かけてハイウェイスターのエアロ剥ぐ人間は他にいないでしょうから(笑)


これが問題のサイドステップ。外すだけとタカをくくっていたのですが……
サイドシルに穴を空けて直接ボルト止めしてあったのです。ここは袋構造になっているため、水が浸入すると確実に錆びるでしょう。パテ埋めしてもらいました。
こちらがパテ埋めして塗装した状態。最初っからエアロの付いていない素のモデルを買っておけば良いものを。とんだ回り道……。
ラルゴの泣き所のひとつがフロント195/70 R14、リア215/65 R14という特殊なタイヤサイズ。調べたところ、このふたつのサイズを揃えているタイヤ銘柄は海外ブランド含めてほぼなし。おまけにホイールは今どきではありえないPCD114.3の4穴。とりあえず鉄チンホイールにしようと思っていたものの、いまやありきたりのスタイルになので再検討中。
ヤフオクで入手しておいたグリルガードを当ててみてイメージを確認。いちおう当時の純正アクセサリーなのです。
こちらもヤフオクで入手した前期型のグリル。私は高級イメージの縦線グリルよりもカジュアルなこちらの方が好み。

そんなこんなでエアロとドアバイザーを取り去ってすっきりしたラルゴ・ハイウェイスター。何となくアストロあたりを連想させるフロントマスクの意匠ですね。続きます!



(文/佐藤旅宇 写真/高柳 健)

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