【新製品】キャンプを面白くする自転車が登場!

これでもまだ自転車キャンプしないの?

 全国に約500店舗を展開するあさひ(サイクルベースあさひ)からアウトドアユースを意識した開発した「LOG(ログ)」シリーズが発売された。第一弾としてラインナップされたのはキャンプツーリング仕様の「LOG アドベンチャー27.5」と軽量折り畳み自転車の「LOG アウトランク」、そしてジュニアモデル「LOGアドベンチャー26」の3モデル。この記事では「LOG アドベンチャー27.5」と「LOG アウトランク」を紹介します。


 現在、日本の自転車シーンは競技志向の強いロードバイクが主流ですが、その一方で太いタイヤとディスクブレーキを装備し、ちょっとした未舗装補走行にも対応できるモデルが新しい潮流としてラインナップを拡大しています。クルマのSUV、オートバイのアドベンチャーモデルと同じように自転車でも「クロスオーバー」の汎用性とスタイルが人気となっているのです。

この「LOG」シリーズはまさにそうした流れを受けて発売されたものですが、圧倒的な販売力をもつあさひの自社開発モデルという事もあって装備の割りにメチャクチャお値打ち価格です。とくにアドベンチャー27.5はキャリア付きで5万円を切るバーゲンプライス。基本的にこれにパニアバッグ(自転車のパニアバッグはキャリアに引っかけるだけで装着できます)とライトを装着すれば即キャンプツーリングに出かけられます。

ジャイアントのグレートジャーニーというツーリング自転車が買えず、4万4000円の街乗りの20インチ小径車をカスタムして片道500㎞のキャンプツーリングに出た15年前の自分に教えてあげたいです(笑)

 昔は自転車キャンプというとロングツーリングの際に宿代を節約するために行うことが多かった。しかしキャンプブームの現在では、自転車がキャンプを楽しむためのツールという見方もできると思います。持てる道具に限りがあるので、テントの代わりにハンモック泊にしたり、アルコールストーブを使ったりと頭を使うことになります。スタイルに個性が出るのでグループキャンプがとても面白いですよ。免許がいらないから誰でも乗れますしね。


ちなみに自転車というのはほとんどの部品が規格化されているので、クルマやオートバイに比べてカスタムの幅が広いです。性能だけではなく、元々の特性までカスタムよって大きく変えられるので、1台あれば延々と遊べますよ。クルマ好き、オートバイ好きの方はまずキャンプを入り口に自転車を始めるのも良いと思います。

(文/佐藤旅宇 写真/あさひ)


「LOG アドベンチャー27.5」 
4万9,980円(税込み)

一見するとマウンテンバイクのようですが、フロントフォークにサスペンション機構を持たないところが大きな違いです。サスペンションは路面からの衝撃を和らげ、ロードホールディング性能を高める反面、ペダルを漕いだ際に沈んで力をロスしてしまうため、ツーリング用のバイクではあまり装備されていません。平坦な砂利道程度であれば、このアドベンチャー27.5のようにタイヤを太くするだけでも充分快適に走ることができるのです。フロントフォークにはダボ穴(アクセサリー取り付け用のネジ穴)を左右合わせて6箇所設けてあり、キャンプ道具を積載できるキャリアなどのアクセサリーが多数装着できます。

また両足センタースタンドを標準装備しているので、荷物を積んだ状態でも自立することができます。これ、じつはスポーツサイクルの世界では当たり前の事ではないのです(多くのモデルは片足スタンドすら装備されていません 笑)

SPEC
カラー: プラネットブラック、サンドベージュ、フォレストグリーン
変速:外装8段変速
サイズ(適応身長):410㎜(155㎝~)、460㎜(165㎝~)



LOGアウトランク

3万980円(税込み)

こちらはハンドル部分を折り畳んでコンパクトに運搬できるモデル。重量は8.5㎏とロードバイク並みの軽さ。フレームには片手で持ち運びしやすいよう樹脂製のグリップが付いているのが特徴です。車体サイズを抑えるために車輪径がかなり小さいですが、太めのタイヤサイズによって安定感のある走りを実現しています。クルマでキャンプする際にラゲッジスペースに積んでおくとサイクリングはもちろん、トイレまでの移動や食材の買い出しなどで便利に使えると思います。

SPEC
カラー:ライトベージュ、レッド
重量:8.5kg
折畳寸法(長さ×高さ×幅):約121㎝×約61㎝×約44㎝
変速:なし

サイズ(適応身長):14型(140cm~)


◆問合せ=あさひ お客様相談室 🆓0120-177-319 



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